シーズン12使用構築

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使用率トップ6を詰め込んだ対面構築。今シーズンは投げガルーラや零度(神速)スイクン解禁で今まで以上に開拓の余地が増えたため、2か月間6匹の構成について試行錯誤を重ねた。結果として、ガブリアスとゲンガー以外はあまりメジャーではない型となっている。

 

【個別解説】

ガルーラ@ガルーラナイト 意地っ張り

197(132)-191(228)-121(4)-×-123(20)-136(124) 

秘密の力/噛み砕く/炎のパンチ/不意討ち

 

回復技のないゴツメ持ちやゴースト、鋼の後出しを許さないガルーラ。普通のガルーラと比較するとメインウェポンが低火力だが、場持ちが良く中々止まらないため崩し性能は高い。秘密の力は裏のゴツメを気にせず連打することが可能であり、追加効果も運勝ちを呼びやすいためとても強力だった。苦手なカバルドン入りは他のポケモンに任せることになるが、それ以外の相手には期待以上の活躍をしてくれた。

ここまでAを上げれば秘密の力と不意討ちでAS振りガブリアスを、秘密の力3発でゴツメスイクンを高確率で倒せる。耐久に関しては意地鉢巻ガブリアスの逆鱗を最高乱数以外耐え、珠ボルトの気合玉を乱数上から2つ切って耐えられるようにしており、実際これらの攻撃を耐えたおかげで勝てた試合はいくつかあった。素早さは前シーズンの秘密ガルーラにS135が多いことをうけS136に設定したが、それでも多くの秘密ガルーラに先制されてしまったので耐久を削り準速にしても良かったかもしれない。

技構成は最低限の対面性能を確保できる秘密の力+不意撃ちに加え噛み砕くを採用。噛み砕くや不意討ちでゲンガーをあっさり倒して勝った試合は数知れず、噛み砕くの追加効果でクレセリアを強引に突破したり、ヤドランへの交代読みを決めて受けループを崩すことも多々あった。秘密の力や不意討ちを見せた時点で噛み砕くを警戒されなくなり、逆に噛み砕くを見せると今度は不意討ちが警戒されにくくなるため、ここぞというときに隠していた噛み砕くや不意討ちでアドバンテージを取れることが多かった。

炎のパンチ枠は途中まで猫騙しを使用していたが、範囲の狭さが気になり変更することとなった。本当は広範囲で威嚇や火傷に強い地球投げを採用したかったのだが、シーズン終了までに個体の調達が間に合わず断念。しかし代わりとして入れた炎のパンチもキノガッサやへラクロス、鋼タイプに対する打点となり、急所や火傷の追加効果による運勝ちもあったため文句なしの活躍だった。

 

 

ガブリアス@拘りスカーフ 意地っ張り

183-200(252)-116(4)-x-105-154(252)

逆鱗/地震/ストーンエッジ/炎の牙 

 

普通のスカーフガブリアス。ガルーラが物理受けを崩した後のエースとして強力。他にも相手の積みアタッカーを止めたり、電気の一貫を切ったり、ボルトロスとゲンガーを上から処理したりと安定した活躍を見せてくれた。陽気リザードンXやスカガブミラーが増えると予想し陽気最速での採用も考えたが、蓋を開けてみればどちらも思っていたほど遭遇しなかったのでこれで正解だった。

 

 

ボルトロス@命の珠 臆病

155(4)-x-90-177(252)-100-179(252)

10万ボルト/めざめるパワー氷/草結び/電磁波

 

対面構築のボルトロスは耐久振りのオボン持ちが普通だが、マンダマンムーを崩せる駒が欲しかったので珠ボルトを採用。やはりオボンボルトを警戒した動きをしてくる人が多いので思う存分暴れることができた。途中まで草結びではなく気合玉を使っていたが、カバルドン入りが増えていることやマンムーへの命中率を考慮し草結びに変更。おかげでカバやマンムーを処理しやすくなり、それらの構築に対する勝率が上がった。草結びはスイクンや交代先のガルーラに良いダメージが入ることも長所であると感じた。

 

 

ゲンガー@ゲンガナイト 臆病

167(252)-x-101(4)-190-115-200(252)

祟り目/ヘドロ爆弾/催眠術/道連れ

 

よくいる素催眠メガゲンガー。催眠術は思考停止で撃つわけではなく、外してもゲンガーが死なない状況や他に勝ち筋が無い状況で使う。ローブシンやへラクロスなど苦手なポケモンがいる場合に初手で選出し、あわよくば催眠当てて無償突破、外したら道連れで1:1交換することが主な仕事。この最低限を確実に決めるためにHSの配分にしている。祟り目は自身のヘドロ爆弾だけでなくボルトロスの電磁波やバシャーモの鬼火、スイクンの熱湯でも威力を上げられるのでとても使いやすく、特に相手のクレセリアバシャーモで鬼火を入れてから祟り目で仕留めることが多かった。

 

 

バシャーモ@ラムの実 意地っ張り

155-189(252)-90-x-91(4)-132(252) 

フレアドライブ/跳び膝蹴り/鬼火/守る

 

ラム剣舞バシャーモ剣舞する場面があまりなく、襷鬼火バシャーモは襷の発動機会があまりないように感じたので、良いとこ取りをしたラム鬼火バシャーモを採用。特別相性が良いというわけではないが、バシャーモを使う上でそれぞれよく機能していた。鬼火は交代先のマリルリギャラカイリュー等に刺さり、HPが僅かでも不意討ちを恐れずガルーラやクチートに火傷を入れることができる。ラムの実のおかげでボルトロスと素催眠ゲンガーに強くなり、ボルトorクレッフィメタモンやレパルガッサなど対策必須の構築に耐性がつく。唯一ラムと鬼火の両方が役に立つのはステロ展開のカバルドンを相手にするときであり、地震に怯えることなく欠伸ループを切ることができる。前述のガルーラと同様、相手が鬼火やラムを見て型を勘違いしやすいのも強みであると感じた。

 

スイクンゴツゴツメット 呑気

207(252)-95-154(36)-137(212)-136(4)-95(4)

熱湯/冷凍ビーム/神速/絶対零度

 

過去産解禁で最も強化されたポケモン。H207-B154(11n)でA特化ガブリアスの逆鱗を98%耐える程度の耐久を確保し、あとはガルーラやボルトロスを少しでも多く削れるようCに振り切り神速も採用した。ここまで振れば熱湯等倍のポケモンに身代わりを残されることもほぼ無く、後出ししてくる穏やか以外のオボンボルトを返り討ちにできる。高耐久や低速全般をごまかす零度はもちろん、神速もHP残り僅かのポケモンを無傷で倒す際に役立った。威張るクレッフィレパルダスを神速で返り討ちにすることもあり、もはや零度より神速の方が強く感じるほどだった。最近のガルーラのメインウェポンは捨て身タックルと秘密の力が主流であるが、捨て身の場合は反動+ゴツメ+神速でかなりのダメージが入り、秘密の場合はHBに振り切っても3発で落とされてしまうため、Bを下げても大した問題にはならない。スタンパだけでなく、ボルトメタモンメガヤミラミ入り、受けループにも出していたので選出率は圧倒的1位。とにかく頼りになるポケモンだった。

 

 

【感想】

この6匹の強みは型を変えることでどんな環境でも十分に力を発揮できるスペックの高さにあると改めて実感できた。第六世代に入ってからまともにレートへ潜れたのは今回が初めてなのでとりあえず目標の最終100位以内を達成できて嬉しかったが、まだ2200勢とは大きな差を感じるので精進していきたい。

 

 

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